03/27 為替と今後の景気の動向 今日注目の指標は?
27日は午前中に日本の経済指標の発表もあったのですがこちらはほぼ予想通りだったこともあり、動意にまではつながっていません。となると小幅の動きを続けている米ドル/円の重要な指標となるのは、夜に発表される 米四半期実質国内総生産(GDP、確定値) [前期比年率] となるでしょう。
ドル売りは一時ストップか?
サウジアラビアが空爆を開始し、リスク回避のために円買いの動きがありましたが、それも一段落と言ったところではないかと考えます。指標前の小休止と考えたいところですが、先日の指標発表時は警戒から、ドル売りが進んだことも考えると、油断は大敵です。
指標前にリスクを嫌ってドル高になる可能性も含めて発表前は動く可能性は高い相場と言えるでしょう。
今日の為替予測
本日発表される米10~12月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値) [前期比年率]とは四半期毎に集計され、翌月に速報値、翌々月に改定値、更にその翌月に確定値という順で発表される中で、一番最後に発表されるものです。この指標は個人消費・設備投資・住宅投資・在庫投資・政府支出・純輸出で構成されているのですが、全体的に見て判断されます。
予想は既に出ていて結果がどうなるのかが重要になってくるのですが、GDPの伸び率は経済成長率に値すると言っていいほど重要な指標です。しかし、速報値が優先される傾向があるので急激な動きとはなりにくいのが確定値です。
経済成長率に直結するだけあり、予想値よりもよければ景気がいいと判断され米ドルが買われる傾向にあります。米ドル/円で言うのならドル高、円安といった形になるでしょう。ですが、やはり速報値よりは弱い傾向があるので118円台から120円台での動きになりそうです。アメリカの景気は良い傾向にあるので予想値は上回る可能性が高いでしょうが、どれだけ上回るかが重要になります。
バイナリーオプションで狙う場合は為替が動いてから投資でも十分間に合うはずです。ポイントは投資を止める時で、急激な動きの後は反発が予想されます。兆候が現れたら無理をせずに様子見に移ることでより多くの利益を得ることができるでしょう。指標発表までは日経平均などの株価に注目。株価が大きく下がれば円高の可能性を秘めているので注意しましょう!